朝8時に病院から電話がかかってきました。
「ポッケに何かあったのかも」震える手で電話をとりました。
「朝早くにすみません。ポッケちゃんの貧血がひどく、もしかしたら輸血が必要になるかもしれません。高度医療病院を紹介するのでそちらに行くことをお薦めしたいのですがどうでしょうか?」
猫の血液は人間のように血液バンクが無いそうで輸血が必要な場合ここの病院では厳しいという判断のようでした。
私はすぐに「そうします!」と答えて入院に必要なタオルやご飯、ポッケの大好きなぬいぐるみなどを準備し病院へ向かいました。
紹介されたのは「日本動物高度医療センター」自宅からは電車を利用して2時間かかります。行かない選択肢はありませんでした。
急いで向かいました。
到着すると受付の前にポッケをすぐに預かってくれました。その後受付を済ませて診察結果を待ちました。
結果は「糖尿病性ケトアシドーシス」と「黄疸」で状態はかなり悪いものでした。
以下検査項目名で指摘された一部です
〇ブドウ糖4+
〇ケトン体3+
〇ALT(GPT)162(基準値22-84)
〇AST(GOT)134(基準値18-51)
〇総ビリルビン2.4(基準値0.1-0.4)
〇ネコSAA 7.09(基準値6.00L)
〇pH 6.978L
このpHという値は動脈血ガスの分析結果で猫だと7.35±0.11が正常値だそうです。通常の病院にはこれを測る設備がなく、高度医療病院のようなところで測定することができるそうです。
ポッケは6台になっていて、命を落とす危険がありますと言われました。
しばらく入院することが決まり、先生に「ポッケちゃんを励ましてあげてください」と言われ、何度も「ごめんね」「がんばってね」と伝えました。なかなか先生が「ではこれで・・・」というふうに離そうとせず、ずっと何十分も待っていたので私は「本当に今日がポッケと最後かもしれない・・・」と涙が溢れました。
もう一度チャンスが欲しい。神様にお願いし、ポッケと別れました。
明日から仕事の前に毎日面会をすることになりました。どうか元気になってくれますように・・・・。
7.8kgあった体重は6.02kgになってしまっていました。